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東都水産 Research Memo(2):家庭の食生活を支え、新たな魚食文化を創造する  6月17日15時12分

■会社概要

1. 会社概要
東都水産<8038>は、東京都中央卸売市場の1つで、世界最大・最新と言われる豊洲市場水産部の卸売業者(荷受/大卸)大手である。マルハニチロ<1333>系や日本水産<1332>系が多いとされる卸売業者の中では独立系で、水産物卸売事業のほかに冷蔵倉庫業及びその関連事業、不動産賃貸事業を併営、子会社では地方市場での水産物卸売、カナダでの水産加工品の製造販売なども行っている。同社は豊洲市場の水産物取引の中核として、高品質で適正価格の魚介類を安定供給することで、豊かで健康的な家庭の食生活を支えている。非常に社会的存在意義の高い会社と言うことができる。しかし、かつて漁業大国と称された日本も、高齢化や食の多様化などにより、魚の消費量は長期的に減少傾向にある。また、水産資源の減少や世界的な魚食志向の高まりなどから、水産業界全体の変革も求められている。同社は、そのような厳しい環境のなか、80年を超える豊富な経験やグループ内外ネットワークを背景に、新たな商流、新たなサービス、新たなドメインに果敢に挑戦、今後、家庭の食生活を支えるばかりでなく、新たな魚食文化を創造して行く考えである。


80年以上にわたって家庭の食卓に安定供給
2. 沿革
同社は大正初期、初代社長田口達三(たぐちたつぞう)が江戸幕府の台所として栄えた日本橋魚河岸に魚問屋を創業したのが始まりである。1935年の築地市場開場と同時に魚類卸売会社「東京魚市場」を設立したものの、戦中~戦争直後は統制や閉鎖など時代に翻弄され続けた。しかし、公共性の高さから当時の農林省の出した再編成示達を根拠に、1948年3月に同社が設立され、前身会社から業務と役職員を継承した。以来、東京を中心に関東一円の食卓を担う卸売業者として、生鮮・冷凍魚介類はもとよりあらゆる水産加工品を、国内のみならず世界各地から集荷し、安定供給に努めている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)




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