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30日の香港市場概況:ハンセン1.3%安で反落、コロナ禍でリスク回避  3月30日18時00分

週明け30日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比309.17ポイント(1.32%)安の23175.11ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が102.75ポイント(1.08%)安の9402.17ポイントとそろって反落した。売買代金は1079億4900万香港ドルとなっている(27日は1224億1800万香港ドル)。

投資家のリスク回避スタンスが再び強まる流れ。中国以外の国・地域で新型コロナウイルス感染の感染拡大が止まらず、実態経済に対する影響が一段と不安視されている。米ジョンズ・ホプキンス大学の最新データによれば、米国時間3月29日現在、米国内の感染者は12万人を超え、2197人が死亡した。トランプ米大統領は29日、外食自粛などの「社会的距離のガイドライン」を4月末まで延長すると明らかにした(当初は4月12日のイースターまでに解除すると説明していた)。スペインやオーストラリアなどでも感染が拡大し、移動制限が強化される状況となっている。また、中国共産党機関紙の人民日報は28日、新型コロナウイルスの警戒を緩めないよう呼び掛けた。こうしたなか、中国は海外からの入国制限を強化している。世界のサプライチェーン回復には時間がかかるとみられた。

ハンセン指数の構成銘柄では、マカオ・カジノの金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が4.9%安、同じくカジノの銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が4.8%安、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が4.9%安、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が4.1%安と下げが目立った。

セクター別では、スマートフォン用部材や5Gネットワーク、半導体などハイテク関連が安い。上記した舜宇光学科技のほか、丘タイ科技(Qテクノロジー:1478/HK)が3.6%、瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が3.0%、中国通信服務(552/HK)が3.3%、中興通訊(ZTE:763/HK)が2.5%、京信通信系統HD(2342/HK)が2.0%、ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)が7.4%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が3.0%、華虹半導体(1347/HK)が2.7%ずつ下落した。

中国自動車セクターもさえない。上述した吉利汽車のほか、華晨中国汽車HD(1114/HK)が5.8%安、北京汽車(1958/HK)が5.2%安、広州汽車集団(2238/HK)が3.3%安と値を下げた。

他の個別株動向では、アパレル大手の思捷環球HD(エスプリ・ホールディングス:330/HK)が14.5%安(一時28.9%安)。上場来安値を更新している。同社は27日引け後、欧州の子会社6社について、ドイツの破産法に基づき破産保護の適用を申請したと発表した。新型コロナの影響により、欧州事業が大幅に悪化。エスプリ本体の業績に対する懸念が広がった。

本土市場も反落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.90%安の2747.21ポイントで取引を終えた。交通・運輸、旅行などレジャー関連株が安い。石油株、不動産株、消費関連株、金融株、発電株、医薬品株、自動車株の一角なども売られた。半面、ゼネコンや建機などインフラ建設関連株は高い。発電株や食品飲料株、銀行株の一角も買われた。

【亜州IR】




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