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ゲーム領域へのブロックチェーン導入を促進するEnjinとは【フィスコ・暗号資産コラム】  8月03日17時33分

以下は、フィスコ・マーケットレポーターのタマラ・ソイキナ(ツイッター@ crypto_russia)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2020年7月31日に執筆

最近日本の仮想通貨(暗号資産)取引所で新しく海外のブロックチェーンプロジェクトが上場する事例が増えてきました。日本ではあまり知られていなくても、世界的に大きなコミュニティを持ち、将来性のある野心的なプロジェクトは多くあります。
今回は、ゲーム業界へのブロックチェーン技術や仮想通貨の導入に取り組むシンガポールのEnjinにお話を聞く機会をいただきました。日本市場担当を務める平手宏志朗氏がインタビューに答えてくれました。

Q1. Enjinは2009年から運営されていたと思いますが、元々どのような事業を行っていたのですか?またブロックチェーンを導入するきっかけは何だったのでしょうか?
Enjinは2009年にシンガポールで設立され、ゲームユーザーがソーシャルコミュニティを簡単に作成できるEnjin Networkというプロダクトを開発し、ユーザーは2,000万にまで達しました。特にEnjinが開発したDonationCraftというプラグインは500万ダウンロードを達成し、Minecraftの普及に大きく貢献しました。その後2017年にICOを実施し、ブロックチェーンを用いたエコシステムの開発を始めました。
ブロックチェーンを導入したのは、ユーザーに新しい体験を提供できると考えたからです。私たちはゲームの開発者に対しEnjin Platformで発行される全てのデジタルアイテムに、Enjin Coinを裏づけすることを求めていますが、これにより仮にゲームが運営停止されても、ユーザーはブロックチェーン上でアイテムをEnjin Coinに変換できます。またブロックチェーンによりユーザーは1つのゲームアイテムを複数のゲームで使用できます。これは「マルチバース」と呼ばれています。

Q2. 日本ではERC-721規格を利用したゲームが主流です。それに対しEnjinが提唱、導入するERC1155は開発者やユーザーにどのようなメリットがありますか?
まず、無数のトークンを1つのスマートコントラクトで作成できることです。例えばある会社は、Enjin Platformを用いて6,778種類のトークンを1つのスマートコントラクトのみで発行しています。しかし同じことをERC-721で行う場合、6,778つのスマートコントラクトを発行しなければなりません。またユーザーは1つのトランザクションで多種類のトークンを同時に送信でき、さらにトークンだけでなく受信者も1つのトランザクションで複数選択できます。ERC-1155のメタデータはERC-721よりフォーマット化されており、複数のサービス間でのデータ連携が行いやすいというメリットもあります。

Q3. Minectraftとの取り組みについて詳しく教えてください。
Enjin Networkを通して、多くのMinecraftプレイヤーとサーバーを獲得しましたが、その中でMinecraftサーバー内における支払い手段への高いニーズを感じ、DonationCraftを開発しました。開発に掛けた費用は少額でしたが、Enjin Networkのユーザーに大きな影響を与えました。Minecraftは複雑なゲームであるため、いかに使いやすい製品を開発するかということが課題でしたが、サーバーの所有者とプレイヤーから絶えずフィードバックを得ることでシームレスなUXを作り出すことができました。

Q4. 既存のゲーム業界はクリプトエコノミーをどう捉えていると感じますか?またその中でEnjinはどのような役割を担うのでしょうか?
現在多くの既存ゲーム業界の企業様とお話しさせていただいていますが、特に大手のゲーム会社様でブロックチェーン導入に関心を持つ企業が増えていると感じます。今後3年間で、より多くのビッグプレイヤーがブロックチェーンゲーム市場に参入すると見ていますが、Enjinはブロックチェーンゲームを開発する上で必要な全てのツールを提供することでゲーム業界に貢献できると考えています。

Q5. ゲーム業界は日本でも特にブロックチェーン技術の導入が活発な分野です。Enjinが日本で計画している活動や目標について教えてください。
今後日本のゲーム会社様と様々な取り組みを仕掛けいく予定です。またゲーミフィケーションの要素をサービスへ導入することを検討しているゲーム以外の企業様ともお話ししています。これらの企業様と長期的な関係を築き、一緒に新しい事業を創造していければと考えています。

Q6. 最後に日本コミュニティへのメッセージをお願いします。
「日本は世界でも有数のゲーム大国ですので、とても大きな可能性を感じています。現在NFTの配布キャンペーンを行なっておりますので、ご興味があればぜひ公式ツイッターアカウント (@EnjinJP) をご確認ください。」

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執筆者名:タマラ・ソイキナ
2017年からSNSやメディアを通じて海外のブロックチェーン、仮想通貨関連の情報を発信している。



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