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ウェルスマネジ Research Memo(6):2021年3月期は、新型コロナウイルス感染症拡大の状況を追い風に変える  9月10日16時16分

■ウェルス・マネジメント<3772>の今後の見通し

同社グループの2021年3月期業績は、売上高23,000百万円(前期比74.0%増)、営業利益3,000百万円(前期比10.8%増)、経常利益3,500百万円(同6.2%減)、親会社に帰属する当期純利益2,000百万円(同17.6%減)を見込んでいる。

同社グループでは、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりホテル運営事業の業績は大幅に落ち込むと見込んでいるが、主力の不動産金融事業の業績は現在進行中のプロジェクトが順調に進行していることから、ホテル運営事業の業績の落ち込みを十分にカバーできると見込んでいるようだ。不動産金融事業では、2021年3月期における物件の販売は、第2四半期以降を予定している。第1四半期の売上高及び営業利益については前年同期を大きく下回ったが、現在進行中のプロジェクトが順調に進行していることから、第2四半期以降については継続的に売上高の積み上げができると見込んでいる。また、現在検討を進めている新規物件の一部については2021年3月期の業績に貢献できると見込んでいる。同社グループでは、次章「中長期の成長戦略」で詳述するように、各事業プロジェクトの進行フェーズに合わせた投資家の入替(リキャピタリゼ—ション)により、当初計画から収益機会を増やす検討を進めている。以上から、同事業の2021年3月期の売上高は前期を大幅に上回ると計画である。

現在、不動産市場では継続的な保有が困難となったことで売却に追い込まれた割安な不動産が出始めている。このような機会を捉えて各種アセットを幅広く取り扱ってきた経験のある同社グループでは、ホテルアセット以外のアセットにも積極的に投資を行いたいと考えている。これは、中期経営計画で掲げる総合型REITの創設を見据えた戦略的な投資となっている。

同社グループでは意欲的な中期経営計画を推進しており、計画初年度の2020年3月期に早くも2年目の目標に達する好スタートを切った。2年目の2021年3月期は、新型コロナウイルス感染症の拡大という思わぬ逆風に見舞われたものの、上記の諸施策を実行することにより、中期経営計画の数値目標達成を目指している。同社では、企業理念をもとにした「4つのCREDO」のなかで掲げている「約束を守る集団」を実現する考えである。弊社では、同社が着実な戦略を推進することで2021年3月期の業績予想も達成する可能性が高いと見ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)



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