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電算システム Research Memo(4):世界最先端セキュリティ技術に強い信頼の同社グループへ  9月10日16時24分

■今後の見通し

1. 2020年12月期通期業績予想
電算システム<3630>の2020年12月期通期業績予想は、第2四半期決算において差異が生じたことにより修正している。売上高46,200百万円(前期比14.9%増:従来計画は44,000百万円)、営業利益2,500百万円(同10.2%増:同2,385百万円)、経常利益2,590百万円(同10.8%増:同2,430百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益1,604百万円(同2.9%増、同1,622百万円)にそれぞれ修正している。親会社株主に帰属する当期純利益については期首計画から1.1%の減益を見込むが、売上高5.0%、営業利益4.8%、経常利益6.6%といずれも上方修正している。第2四半期時点における案件の受注状況などを鑑みたほか、2020年7月31日付でピーエスアイの持株会社であるACAS2(株)を完全子会社化したことに伴い、ACAS2の2020年7月1日から2020年12月31日までの業績を連結決算に算入している。なお、ACAS2を完全子会社化することにより、ピーエスアイは同社の孫会社となる。

2. セキュリティ事業への本格参入
ピーエスアイは、1994年創業以来、米国等世界の最先端の情報セキュリティ関連製品の輸入販売と技術サポートを提供する。特に近年急増する悪質なウイルスやハッカーによるシステムへの侵害を防ぐために、最先端の次世代ファイアウォールやUTM(統合脅威管理)製品、さらにはAIを駆使したサイバーセキュリティシステム等を日本の顧客に最適な形で販売している。

次世代ファイアウォールUTM(統合脅威管理)の世界有数の米国のベンダーである「FORTINET(フォーティネット)」、イスラエル本社のファイアウォールとして世界有数のベンダーである「Check Point(チェックポイント)」、AIセキュリティ分野で世界的に著名な英国ベンダーである「DARKTRACE(ダークトレース)」、韓国で生まれたセキュリティスイッチ大手の「PIOLINK(パイオリンク)」の1次代理店の販売権を有している。特にAIセキュリティ分野で著名な「DARKTRACE」は、今後有望とされている。なお、これらセキュリティベンダーによるピーエスアイの2019年売上実績は、「FORTINET」約7.1億円、「Check Point」約2.3億円、「DARKTRACE」約2.7億円、「PIOLINK」約2.2億円となっている。

同社は情報サービス事業と収納代行サービス事業、さらに現在はデータセンターを中心にしたクラウドサービス事業を積極的に取り組んでいる。これら3事業すべてにおいて、顧客の情報セキュリティを堅牢に守るニーズがあり、これまでセキュリティに関するソリューションを提供してきた。しかし、インターネット、モバイル、IoTの普及に伴い、顧客システムへの侵害や脅威が深刻化、急増していることに伴い、情報セキュリティ事業を強化することとしている。その第一歩として、米国等世界最先端の情報セキュリティ関連製品の輸入販売と技術サポートに実績のあるピーエスアイを完全孫会社化した。同社の経営資源とピーエスアイを融合してシナジー効果を発現することで、「情報セキュリティ分野」の技術力をより一層強化し、取扱製品の高性能化を図る方針である。

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)




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