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6日の香港市場概況:ハンセン0.9%高で3日続伸、中国自動車セクターに買い 10月06日18時00分

6日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比212.87ポイント(0.90%)高の23980.65ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は88.50ポイント(0.94%)高の9536.49ポイントとそろって3日続伸した。売買代金は868億1100万香港ドルと低水準が続いている(5日は925億8100万香港ドル)。

外部環境が改善。新型コロナウイルスに感染し入院していたトランプ米大統領は5日午後6時半(日本時間6日午前7時半)、米軍医療センターを退院しホワイトハウスに戻った。大統領が早期退院したことで、米政治混乱の警戒感がひとまず薄らいでいる。また、9月の中国製造業PMIが上振れたことに続き、同月の米非製造業PMIが予想に反して前月から上向くなど、景気先行きに対する期待も強まった。(亜州リサーチ編集部)


ハンセン指数の構成銘柄では、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が6.1%高、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス:2269/HK)が5.0%高、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が4.6%高と上げが目立った。

ハイテクやITの「ニューエコノミー」関連で構成されるハンセン科技指数は3.4%高。組み入れ銘柄では、上記した瑞声科技のほか、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が7.1%高、美団点評(メイトゥアン・ディエンピン:3690/HK)が5.0%高、小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)が2.9%高などと値を上げている。SMICに関しては、大手ブローカーの強気見通し継続が材料視された。米国が輸出制限を実施したことが明らかとなったが、ゴールドマン・サックス(GS)は同社の長期的な先行きに対する見方を変えていない。GSは最新リポートで、SMICが先端製造プロセス、成熟製造プロセスの両面で今後も生産能力を拡大できると指摘している。前日の相場では、米制裁のマイナス影響が懸念され4.6%安と急落。足元では約4カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいた。

中国自動車セクターも高い。前記した吉利汽車のほか、長城汽車(2333/HK)が8.9%、北京汽車(1958/HK)が7.4%、東風汽車集団(489/HK)と華晨中国汽車HD(1114/HK)がそろって4.3%、広州汽車集団(2238/HK)が3.3%ずつ上昇した。5日に閉幕した北京モーターショーについて、中国汽車流通協会の沈進軍会長は「中国自動車市場の回復力と活力を示した」と指摘。新車販売の持ち直し基調が続くと期待された。

非鉄や建材、鉄鋼など景気動向に敏感な素材セクターもしっかり。中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が4.4%高、江西銅業(358/HK)が4.0%高、中国建材(3323/HK)が3.7%高、華潤水泥HD(1313/HK)が2.3%高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が4.6%高、中国東方集団HD(581/HK)が3.7%高で引けた。

港湾・海運や空運の運輸セクターも物色される。招商局港口HD(144/HK)が5.9%高、中遠海運港口(1199/HK)が4.7%高、廈門国際港務(アモイ国際港務:3378/HK)が3.0%高、中遠海運能源運輸(1138/HK)が1.9%高、中国南方航空(1055/HK)が3.9%高、中国国際航空(753/HK)が3.2%高、中国東方航空(670/HK)が3.0%高と値を上げた。

一方、本土市場は国慶節に伴い、今週8日まで休場。翌9日に取引再開する。

亜州リサーチ(株)




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