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30日の香港市場概況:ハンセン1.95%安と大幅に4日続落、後場に下げ足加速 10月30日18時00分

30日の香港市場は大幅に値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比479.18ポイント(1.95%)安の24107.42ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が195.22ポイント(1.96%)安の9760.24ポイントとそろって4日続落した。売買代金は1517億2700万香港ドルに拡大している(29日は1331億8600万香港ドル)。

投資家の慎重スタンスが続く。欧米で新型コロナウイルス感染再拡大の不安が強まっている。米大統領選を来週に控え、選挙情勢が混とんとしていることも慎重ムードを一段と強めさせた。NYダウ先物が下げ幅を拡大する中、ハンセン指数も後場に入ると下げ足を加速。結局、今月6日以来、3週間半ぶりの安値で今週の取引を終えた。

一方、中国共産党の重要会議、第19期中央委員会第5回全体会議(5中全会)が昨日閉幕した。次期5カ年計画で内需の拡大、先端技術の内製化などを進める方針が示されたが、テーマ株は前日までに買い進まれていたこともあり、投資家の反応は限られた。(亜州リサーチ編集部)


ハンセン指数の構成銘柄では、乳製品大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が5.9%安で値下がり率トップ。同業で上海マーケット上場の内蒙古伊利実業集団(600887/SH)がさえない決算を発表する中、蒙牛にも連想売りが広がっている。このほか、通信キャリアの中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)が4.4%安、生保最大手の中国人寿保険(2628/HK)が4.1%安と下げが目立った。

セクター別では、本土系銀行の一角がさえない。1~9月期決算で減益を強いられ、不良債権比率も悪化した中信銀行(CITICバンク:998/HK)と中国建設銀行(939/HK)がそれぞれ2.8%安、2.6%安で取引を終えた。

前場に買われた自動車も、後場に入ってマイナス圏に転落。うち比亜迪(BYD:1211/HK)は一時4.7%上昇したものの、結局1.6%安で取引を終えた。同社が前日引け後に発表した1~9月期決算は117%増益と好調。通期業績も利益拡大を見込んでいる。

半面、小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)が0.9%の逆行高。米調査会社IDCが発表した最新のスマホ出荷データで、同社は7~9月期に米アップルを上回り世界シェア3位に浮上している。中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)、華虹半導体(1347/HK)など半導体の一角も買われた。

一方、本土市場は4日ぶり反落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.47%安の3224.53ポイントで取引を終えた。前場はプラス圏で推移する場面も見られたが、後場に入って失速。食品・飲料株、機械株、金融株など幅広いセクターが売られた。

亜州リサーチ(株)




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