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新興市場の中小型株にシフトしやすい  6月29日09時03分

 29日の日本株市場は、米株安の流れを受けて売り優勢の相場展開になりそうだ。26日の米国市場ではNYダウが730ドル安だった。連邦準備制度理事会(FRB)が25日引け後に発表したストレステストの結果を受けて大手銀に少なくとも9月まで増配や自社株買い再開を禁止したことが嫌気されたほか、ウイルス感染の一段の拡大が懸念された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比175円安の22245円。円相場は1ドル107円10銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行のスタートとなろう。FRBについては先週末のザラ場段階で織り込まれており、金融株へは売りが向かいやすいだろうが、売り直される流れにはなりづらいだろう。もっとも新型コロナ感染拡大が重石となる状況は変わらず、売り一巡後は狭いレンジ内でのこう着となりそうだ。インデックスに絡んだ売り仕掛け的な動きが意識されやすいが、日経平均の心理的な支持線となる25日線が位置する22300円処での攻防、若しくは節目の22000円処での底堅さが意識されやすいだろう。

 日経平均がこう着の中、物色の流れとしてはインデックスに振らされ難い個人主体の中小型株にシフトしやすいとみられる。東京都でも東京アラート解除後に新型コロナ感染者数が拡大していることもあり、改めてバイオ株等へは短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすい。また、コロナ抑制に係る材料株のほか、IPO銘柄への資金流入も意識されやすい。

 売り優勢となることから、後場は日銀のETF買い入れが意識されてくる。ただし、商いが薄い中では短期筋による先物主導での仕掛け的な動きも意識されやすい。前引けにむけてはTOPIXの下落率を睨みながらの展開に。下落率が小さいようだと、短期筋のショートの動きが出やすいだろう。そのほか、大引けではTOPIXのリバランス需給が発生するため、個別においでは上値を抑える一因となる可能性がある。こういった需給が発生する銘柄等を避ける流れからも、新興市場の中小型株にシフトしやすい。


<AK>

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