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こう着も新政権への期待感から押し目買い意欲は強い  9月16日08時39分

 16日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い相場展開が見込まれる。15日の米国市場はNYダウが2ドル高と小動き。中国8月小売売上高が予想以上に回復したほかドイツの9月ZEW景気期待指数も20年ぶりの高水準に達するなど、世界経済の順調な回復が好感された。しかし、連邦公開市場委員会(FOMC)参加者による最新の四半期経済予測の公表を前に引けにかけて様子見姿勢となったようである。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円高の23330円。円相場は1ドル105円40銭台とやや円高に振れて推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から前日比変わらずの水準から始まり、FOMC待ちのほか、ティックトックのオラクルへの売却審査を見極めたいところであろう。一方で、世界経済の順調な回復がみられてきているほか、新政権への期待感から押し目買い意欲も強く、全体としては下値を徐々に切り上げてくる展開が期待されそうである。足元でのもち合いレンジの上限突破は厳しいだろうが、レンジ上限レベルでの底堅い値動きにより、アンダーウエイトとしている海外勢のショートカバーに流れが次第に意識されてくる可能性もありそうだ。

 日経平均は23500円処がレンジ上限レベルとなるが、一方で下限は23000円から23200円辺りまで切り上がってきており、5日線辺りが支持線として意識されてきている。楽観視は出来ないだろうが、次第に煮詰まり感が意識されてきていること、新政権への期待などからレンジ上限の突破への可能性は高まっていると考えられる。4連休を控えていることから週末にかけては商いが細りそうであるが、短期筋の売り仕掛けなどで弱含む局面があれば、押し目拾いのタイミングとなりそうである。

 そのほか、底堅さが意識されるもののこう着感の強い相場展開となるなかで、個人主体の資金は成長期待の大きい新興市場の中小型株にシフトしやすいだろう。新政権の経済対策等に関連するテーマ性のある銘柄などは循環的に物色されやすいだろう。
また、バリュー株への比率引き上げの動きも引き続き注視しておく必要があると考えられる。


<AK>

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