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米国の下落影響もそれ程警戒される流れにはならないだろう 10月15日08時43分

 15日の日本株市場は利食い先行となろうが、売り一巡後の底堅さを見極める展開になりそうだ。14日の米国市場はNYダウが165ドル安だった。ゴールドマンサックスがアナリスト予想を上回る好決算を発表したことが好感され上昇して始まった。しかし、民主党のペロシ下院議長と協議を継続しているムニューシン財務長官が追加経済対策の選挙前の合意成立は困難との見方を示すと、失望感から下落に転じている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円安の23550円。円相場は1ドル105円10銭台と円高に振れて推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から利食い先行の展開となり、日経平均は支持線として意識される23500円処での攻防が意識されやすいだろう。ただし、追加経済対策を巡る不透明感はこれまで同様であり、市場コンセンサスも大統領選挙前の合意は期待しておらず、米国の下落影響もそれ程警戒される流れにはならないだろう。また、米国では決算シーズンに入っていることもあり、決算内容を見極めたいとする模様眺めムードから東証1部の売買代金は連日で2兆円を下回る薄商いが続いていることもあり、売り一巡後の底堅さが意識されやすい。

 米大統領選や追加経済対策が通過するまではポジションを大きく傾ける流れにもなりづらいため、こう着感の強い相場展開は継続。一方で、重要イベント通過後の先高期待は根強いほか、11月にも国内においては追加の経済対策が示される可能性が高いため、菅政権に対する政策期待も高まっている状況である。日経平均は足元で23000円から23500円のレンジを突破し、現在は23500円を支持線として固める流れであり、押し目買い意欲は強そうだ。また、下を仕掛けてくる流れに対しても短期的な売買にとどまっており、追随する流れは見られていない。そのため、早い段階でショートカバーが入りやすい需給状況のため、日経平均の23500円割れの水準での押し目狙いのスタンスになりそうだ。

 物色についてはインデックスにふらされやすい銘柄は避けられそうだが、24000円へのトレンド形成に備える格好から、コア銘柄へはヘッジ対応での買いが向かいやすい。全体としては高安まちまちの流れのなかで物色対象は絞りづらいだろうが、マザーズの主力の中小型株等へは引き続き活発な取引が見込まれる。出遅れている銘柄を割安感で狙うタイミングは大統領選や追加経済対策が通過した後になりそうだ。


<NH>

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