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ファーストリテの動向を睨みながらの展開 10月16日08時44分

 16日の日本株市場は利食いを意識しつつも、23500円処での底堅さを意識した相場展開になりそうだ。15日の米国市場ではNYダウが19ドル安だった。週次新規失業保険申請件数が予想外に増加したほか、欧州で新型コロナウイルス感染者数の急増を受けて規制が再び強化される動きが相次いでいることが嫌気されて売りが先行。その後、トランプ大統領が追加経済対策の提示額を1.8兆ドル規模から引き上げる意向を示したほか、大統領選挙前の合意の可能性にも言及したため、引けにかけて下げ幅を縮める展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比変わらずの23500円。円相場は1ドル105円40銭とやや円安に振れて推移している。

 日経225先物はナイトセッションで一時23360円まで下押す局面もみられたが、トランプ大統領の発言を受けて前日比変わらずの水準まで戻しており、引き続き23500円を固める流れが意識されやすいところであろう。クレディスイスが日経225先物、TOPIX先物ともに売り越していたが、欧州での新型コロナウイルス感染症の再拡大を受けて、売りアルゴが発動したとみられる。週末要因から引き続き商いは膨らみづらい中では、アルゴによる商いで振らされやすい需給状況であるため、新型コロナウイルス感染症に関連した報道や米大統領選や追加経済対策に関連した報道には引き続き注視しておく必要があるだろう。

 全般薄商いの中、本日はファーストリテ<9983>の動向を睨みながらの展開になりそうだ。先夕に決算を発表しており、2020年8月期業績は、売上高が前期比12.3%減の2兆88.46億円、営業利益は同42.0%減の1493.47億円だった。あわせて発表した2021年8月期予想については、売上高が9.5%増の2兆2000億円、営業利益は同64.0%増の2450億円を見込んでいる。コンセンサス(2300億円程度)を上回る。ADRでは大きく上昇していることもあり、日経平均を下支えする展開が見込まれる。

 また、マザーズについては一部の銘柄を除いて利益確定の流れが先行していたが、物色対象が絞られている状況であり、一部の強い銘柄に資金が集中している状況。マザーズ指数が14年ぶりの高値水準に到達したと伝えられれば、いったん利益を確定させる流れに向かいやすいところである。もっとも、出遅れ銘柄を探る流れには至っておらず、強いトレンドの銘柄への押し目狙いのスタンスであろう。本日はIPOがあるが、コンセンサスでは本日は買い気配で値つかずとみられている。投資家のセンチメントを測るうえで注目しておきたい。


<AK>

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