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DeFiプロジェクト「dYdX」【フィスコ・暗号資産コラム】 11月17日16時55分

dYdXは、Ethereum上の分散型のデリバティブ及びレンディングプラットフォームである。主にETH、DAI、USDCを取扱通貨として、複数種類のデリバティブ取引を行うことができる。2017年に元Coinbaseエンジニアによって創業され、2018年10月にサービスがローンチした。

dYdXでは、(1)現物取引(DEXプロトコルである0xを利用した板取引型のDEX)、(2)マージン取引(レバレッジが最大5倍までのロング及びショートが可能)、(3)無期限先物取引(レバレッジ最大10倍で、BTC/USDC、ETH/USDC、LINK/USDCの無期限先物取引が可能)、(4)分散型レンディング(借入はETH、DAI、USDCに対応しており(要担保)、担保の115%を下回るとポジションが清算される。貸出は(1)~(3)でデポジットした証拠金に金利がつき、ひとつの通貨からデポジットできる)、(5)ポートフォリオ管理・市場分析ツール、という5つのサービスが提供されている。

Coin Market Capによると、DEXの市場シェアの80%はUniswapとCurveが占めており、dYdXの取引高は10位である。dYdXのサービス全体の1日あたりの合計取引高は約13億円で、ロック資産価値(TVL: Total Locked Value )は約26億円である。現時点ではトークンは発行されておらず、VCから調達した資金とサービス手数料のみで運営が行われている(A16zやPolychainなどから合計1,200万ドルが調達された)。

dYdXの課題としては、(1)イーサリアム無期限先物以外を除く現物、先物は未だ流動性が乏しい、(2)サービスの利用手数料は低いが、高騰するEthereumのガス代が負担となっている、(3)主にETH、USDC、DAIしか利用できず対応通貨が少ない、などが指摘できよう。



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