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EV関連や感染予防対策などに関連する材料株物色が強まる 11月20日08時49分

 20日の日本株市場は、米株高を受けた買い一巡後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。19日の米国市場ではNYダウが44ドル高だった。新型コロナウイルス感染の再拡大で世界経済の低迷を懸念し投資家心理が悪化したほか、週次失業保険申請者数が予想外に増加したためさらに懸念が強まり売り優勢の展開となった。ただし、民主党のシューマー上院院内総務が共和党のマコーネル上院院内総務と追加経済対策の交渉再開で合意したと明らかにすると期待感から引けにかけて上昇に転じている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比60円高の25600円。円相場は1ドル103円70銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からやや買い先行の展開から始まりそうである。相対的にナスダックの強さが目立っていることもあり、ハイテクセクターへの波及が見込まれるため、指数インパクトの大きい値がさ株の一角が日経平均をけん引する格好になろう。ただし、3連休を控えていることから積極的な売買は手控えられやすいほか、東京都の新規感染者数の動向なども気掛かりとなるため、次第にこう着感が強まりやすくなりそうだ。専門家によれば現在の感染者率が継続すると2週間後には1日の感染者数が1200人あたりに増えるようであり、ワクチン期待が高まっているものの、日々の報道で売りアルゴが発動する流れも警戒視されやすく、積極的に上値を追いづらいところでもある。

 一方で足元で海外勢が買い越し基調にあるが、これまでの売り越し基調から日本株に対する相対的な比率は依然として低いとみられる。その中でドル建て日経平均の上昇率はS&P500指数をアウトパフォームしていることから、ファンド等は日本株の積み上げを迫られているだろう。そのため、需給面での底堅さは意識されやすく、押し目待ちの買い意欲も強いとみておきたいところ。大きく売り仕掛ける場面においては押し目狙いのスタンスといったところだろう。

 物色としてはインデックスに絡んだ売買のほかはEV関連や感染予防対策などに関連する材料株あたりに個人投資家主体による短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。また、マザーズ指数は1200ポイント近辺での底堅さが意識されている。足元で時価総額上位の人気銘柄が総じて調整を強めていたが、75日線レベルなど調整一巡感も意識されやすい水準まで下げており、いったんは自律反発狙いのタイミングとして意識されやすいところでもある。そのほか、上昇を続けていたNT倍率がようやく調整をみせてきており、割安感が意識される景気敏感株への押し目狙いの動きも期待されよう。



<AK>

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